Job Guidebook
職種図鑑
葺師
瓦を使って屋根を葺く専門職。雨や風、雪、暑さから建物を守る重要な役割を担い、住宅から寺社仏閣、歴史的建造物まで幅広く関わります。素材や建物に合わせて工法を選び、細部まで丁寧に仕上げる技術が求められます。見た目の美しさだけでなく、防水性や耐久性を左右する、建物の寿命を支える仕事です。
- 主な施工箇所
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公共工事:学校、庁舎、駅舎、美術館、水族館、空港、道の駅などの屋根の新築・葺き替え工事。
歴史的建造物や社寺仏閣の瓦屋根の新築・葺き替え・修繕工事。
民間工事:住宅や店舗などの瓦屋根の新築、葺き替え、修繕工事。
- 関連する資格、
講習 -
特別教育:フルハーネス型安全帯使用作業、ウインチの運転業務、自由切削砥石の取り換え等業務、石綿取扱作業従事者、職長・安全衛生責任者
講習:高所作業車運転技能、玉掛け技能、足場の組立等作業主任技能、フォークリフト運転技能、小型移動式クレーン運転技能、かわらぶき技能検定事前実技
資格:建築施工管理技士、瓦屋根工事技士
検定:かわらぶき技能士
免許:職業訓練指導員、普通自動車運転、準中型自動車運転
※自動車免許以外は就業後に必要に応じて取得になります
Contents 01 意外と知られていない!? 葺師の仕事
葺師の仕事は新しい屋根を葺くだけではありません。雨漏りの原因を探し、部分的に直す「修繕」の仕事も多くあります。屋根は普段見えないため、不具合の原因が分かりにくく、経験と勘が頼りになります。瓦を一度外して内部を確認し、元の形を崩さずに戻す技術は、実は新築以上に難しい作業。建物を長く使うために欠かせない役割を担っています。
工法を変える
屋根は建物ごとに形や勾配、使われている素材が異なります。そのため、葺師は現場ごとに施工方法を考え、調整しながら作業を進めます。特に古い建物や文化財では、当時の工法を再現しながら施工することも。屋根を通して建物の歴史や背景と向き合う、奥深い仕事です。
こんなところで仕事が見られます
武家屋敷
Contents 02 先輩葺師に聞いた 仕事の魅力

親の紹介でこの世界に飛び込みました。高い所は苦手じゃなかったのですが、最初は右も左も分からず、すべてが新鮮でした。6年目ですがまだまだ勉強中です。最初の現場は警察官舎の改修工事で、厳重な警備の中で作業したことが今でも印象に残っています。最近現場の流れも少しずつ見えてきて、屋根の上の仕事の面白さを実感しています。
一番気をつけているのは「慣れすぎないこと」です。「大丈夫だろう」と思い込むのが一番危ない。だから常に緊張感を保ち、「こう動くと危ないな」など危険を想像するようにしています。「危険を想像できるようになるのが成長の証だ」と先輩も言っていました。
最近は機械や簡易的な工法も増えたけれど、屋根の上には人の手じゃないとできないことがたくさんあります。そんな「葺師の価値」を知っていただき、「すごい」「かっこいい」と感じてもらえるよう、自分も技術を身につけて、次の世代に残していけたらと思います。あとは、日々現場が違うので、屋根の上から見る景色は最高ですし、自分達が施工した建物に暮らしがあると嬉しいです。
Contents 04 興味が出てきた方へ 就業者向け情報
持っていると便利な資格・経験
建築大工技能、左官技能、板金加工技能、建築設計図面作成
就業パターン
①ハローワーク求人募集からの就業
②紹介者からの推薦にて就業
③アルバイトでの体験にて就業
講習を受けられる所
島根県瓦葺技能士会は、県内外から若年者の方に厚生労働省ものづくりマイスターによるかわらぶき技能向上訓練を行っております。
島根県瓦葺技能士会 事務局 電話 0854-89-0201
Contents 05 就業先を見つけよう 企業一覧
島根県瓦葺技能士会 事務局
TEL 0854-89-0201
島根県瓦工事業組合 事務局
TEL 0855-55-0111
亀谷窯業有限会社
TEL 0855-22-1807
瓦百景株式会社
TEL 0855-55-0111
株式会社木村窯業所
TEL 0855-53-0618
石州瓦工業組合
TEL 0855-52-5605







