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MEET THE みちごと キミの未知のお仕事。

ミライ建設業ビルダーズ

「建設業技能系職種」
なんだか少し難しそうな響き。
どんな仕事?どんな人が働いている?
どこが楽しい?なにが大変?自分も働ける?
今はまだ、知らないことがたくさん。

未知を超えると、道が増えて、
未来はどんどん広がっていく。
キミの未知は可能性。

まずは「知る」からはじめよう。

タイル張り工Tiler

建物に個性と風合いを
タイルが生み出すデザイン性。

一般住宅やマンション、ビル、商業施設や学校など、あらゆる建物の壁や床などにタイルやガラスを張り装飾します。目地幅に合わせてタイルを張り付ける細やかな作業や、建物に風合いを生むデザイン性が求められ、男女問わず活躍できる仕事です。

  • 1枚のズレも
    妥協しない。
    「タイルを張り付ける」という単純な作業だと思われがちですが、1枚の少しのズレが全体の大きなズレにつながる、とても繊細な作業。張る位置を示す「墨出し」や、目地幅に合わせて張り付ける作業をはじめ、いくつもの工程を丁寧に行います。
  • タイル以外も
    扱う。
    近年は、一般的な焼き物のタイルだけでなく、ガラスモザイクタイルなど、石やガラスを施工するケースも増えています。長く愛される装飾にするため、お客様の趣味や希望に応えるのもタイル張り工の腕の見せどころです。

こんなところで仕事が見れます

  • 島根県立美術館横岸公園トイレ 島根県立美術館横岸公園トイレ

    島根県立美術館横にある、宍道湖の景色を楽しむ岸公園。子どもから大人、地元の人から観光客まで多くの人が集う憩いの風景の邪魔をしない、シックなグレータイルで仕上げたトイレです。

鉄筋工Rebar Mechanic

町のあらゆる構造物を
骨組みから支える。

鉄筋工は大きく分けて「施工図や加工図の作成」「加工」「組み立て」などの作業を行います。高速道路やトンネル、学校、病院など、私達の暮らしのすぐそばにある鉄筋コンクリート造の構造物を支える骨組みをつくっています。

  • 力仕事、
    だけじゃない。
    工場では図面や施工図を読み解き加工し、現場では加工した材料をベストな場所へ運び、パーツを見ながら組み立てる。工程には全体像を理解して進める必要があり、力仕事のイメージとは裏腹に、実は緻密な作業が多いのも特徴です。
  • 地図に残る仕事。
    構造物の「骨組み」であるがゆえに、完成すると見えなくなります。けれど町のインフラや公共施設など、長く地図に残るものをつくっていることに、鉄筋工の多くが誇りを感じています。

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  • 松江だんだん道路・東津田高架橋下部 松江だんだん道路・東津田高架橋下部

    松江市の下東川津町から東津田町まで、延長5.2kmの自動車専用道路の、東津田高架橋下部にも鉄筋が使用されています。市民が利用する道路の高架橋下部を造るのも鉄筋工の仕事です。

舗装工Pavement Construction

層を重ねて、道を強くする。

道路などの地盤を下層から、砂利、粉砕石、コンクリート、アスファルトなど層を重ねてつくりあげるのが舗装工の仕事。新しい道路を作ったり、壊れた箇所を直したりします。下層の厚さは現場によって異なります。

  • 道路は
    下層づくりが重要。
    道路は普段目にする表面だけではなく、土台となる下層部分がとても重要。交通量の多い国道などは下層が厚く作られます。灼熱のアスファルトの上は快適とはいえないけれど、その分やりがいもひとしお。地域のための道路をチームで協力しながらつくります。
  • ドローン操作で
    現場をサポート。
    体を使った力仕事のイメージが強い舗装工ですが、図面を描いたり、測量を行ったり、ドローンを飛ばして現場の進捗写真を撮るなど、現場のサポート業務もあり、女性など多様な人材が活躍できる仕事でもあります。
  • コンバインドローラー
    土砂やアスファルトなどに力を加えて締固めるための重機。 1台に鉄輪とタイヤが装備されており、振動で土砂などの密度を高めることで、地盤を崩れにくくします。

法面工Slope Work

斜面を整え、安全を守る。

道路や住宅を建設する際に山を削ってできた斜面や、自然の地形を整えてできた斜面が、土砂崩れや落石を起こさないよう、補修や保護を行うのが法面工の仕事です。多くの作業を斜面上部からのロープに吊るされた状態で行います。

  • 緑化や防草も
    目的のひとつ。
    法面工事を行うことで雑草が生えるのを防ぐ一方で、補修した斜面の上を草で覆い、自然環境へ配慮するケースもあります。落石・土砂崩れ防止などの安全目的だけでなく、周辺環境との調和も法面の役割の一つです。
  • 実は手作業で、
    ていねいに。
    作業の大半が斜面で行われ、ロープの振れ幅が各自の作業範囲になるため、まずはロープを吊るす土台の設置から始まります。凹凸があるものや傾斜が急なものなど様々な斜面を補修し、多くは手作業で行われます。

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  • 松江市北浦海岸 県道37号 松江市北浦海岸 県道37号

    松江市美保関町にある山陰屈指の海水浴場「北浦海水浴場」を見下ろす、県道37号斜面の土砂崩れ対策工事を行い、2023年3月に完成。

石工Stonemason

採る、削る、積む
石を知り尽くす職人の技。

石工の仕事には、石を切り出す「採石」、墓石や灯籠などをつくる「加工」、石垣を積む「石積み」などがあります。花こう岩、玄武岩、安山岩など、様々な石の魅力を生かし、石仏や狛犬など意匠性の高いものから、塀や堤防などの構造物まで手掛けます。

  • リズムとコツを掴む
    まず大切なのは「ものづくりが好き」であること。知識や技は働きながら身につけることができ、石を削る時、最初は無駄な力が入っていても、経験とともにリズムとコツを掴むことで強い力が無くても作業できるようになります。
  • 時を経て、
    より美しく。
    時を経るほど風景に溶け込み、味わいを増すのが自然の石の魅力。「石積み」をする時はできるだけ加工のいらない石を見繕い、現場で加工し、培ってきた技とセンスで積み上げます。

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  • 千本ダム 千本ダム

    2008年に国の登録有形文化財に指定された「千本ダム」の堤体表面の石積みを手掛けています。手作業で積まれた石の堤体は、築100年を越え耐震補強が行われた今もその姿を残し、インフラとしての機能と歴史的価値を兼ね備えたダムとして市民に親しまれています。

特殊運転手Designated Driver

専用の免許や資格が必要な
大型重機を自在に操る。

自動車運転免許以外の免許や技能講習修了以上の資格が必要な、ブルドーザーやバックホー、クレーンなどの大型特殊自動車や機械を運転&操作して、土砂などの掘削、積込み、土砂のかきならし、資材の運搬などを行う仕事です。

  • 道の土台を
    つくる。
    普段なにげなく通っている道路をつくるには、まず地盤をならすことが必要。ブルドーザーで削った土砂をバックホーで運びます。道の土台をつくることは特殊運転手の主な仕事の1つです。
  • もしもの時に
    駆けつける。
    実は特殊運転手は災害時にも活躍します。要請に応じて現場へ駆けつけ、復興に向けて尽力することができるのは知られざる魅力。2次災害を回避するため、無人で操作できる重機も登場しています。
  • バックホー
    主に土砂を掘削する、油圧ショベルの一種。アームの先端についたショベルが機体側を向き、手招きするように掘削するのが特徴です。掘削の他、積み込み、整地なども可能です。